保険って、難しいからよくわからん。
保険って、入ってるけど自分の保険の内容よくわからん。
そんな声、よく聞きます。
先に述べておきます。
保険は人生でマジ重要。
適当に入ったり解約したりすると損します。
この記事では、個人保険の基礎を書いていきます。
個人で選んで契約する保険ってだいたいこんな感じ。
それを知ってるだけでも大きいと思います。
気になる方は読んでってください。
※かなり長い文章です。かなり気合いが入った人でなければブックマークして複数に分けて読むほうがいいかもしれません。
もくじ
- 保険とは
- 個人保険の種類
- ・生命保険
- ①死亡保険
- ②医療保険
- ③貯蓄性がある保険
- ・損害保険
- ①火災保険
- ②自動車保険
- 保険料の払い方
- ・払い込み周期
- ・掛け捨てかどうか
- ・払い方のまとめ
- 保険の貰い方の注意点
- 保険の解約の注意点
- まとめ
- 保険の無料相談や見積りのおすすめ
保険とは
保険とは、将来の出費に向けて備える金融商品です。
って言っても訳わからんですよね、気持ちわかります。
ちょっと具体例を出してみます。
例えば、自分が車を運転していたとします。
で、前の車に追突したとしましょう。
どういった出費が予想されますか?
(追突した場合、ほとんど10:0で責任を取ります。)
まずは相手側。
相手の車の修理代金、相手が怪我をしていれば治療費や入院費などなど、青天井でお金がかかります。
自分にも同じようにお金がかかりますし、同乗者も怪我してたら同じようにお金がかかるでしょう。
さらにさらに、、、
なんて考えると、計算できませんね。
簡単に述べると、いくらかかるかわからないほど多額のお金がかかるということです。
そんな多額のお金がかかる可能性がある車に乗るリスクに備えるため、保険があるわけです。
事故をする前に、年間数万円の保険料を支払っておくことで事故を起こしてしまった時の費用を保険会社に支払ってもらうわけです。
超絶簡単に表現すれば、『一撃でめちゃくちゃ高い出費を保険会社に支払って貰うために、毎年少しずつ金を払う契約』、これが保険です。
人は生きていれば色々なリスクに遭遇します。
ので、自動車保険以外にも数多くの保険が存在します。
個人保険の種類
一言で保険と言っても色々な種類があります。
全部を覚えようとすると大変なので、個人で選んで契約する個人保険の中でも特に重要な保険だけピックアップして紹介していきます。
大きく分けて二つ。
生命保険と損害保険です。
・生命保険
生命保険は名前の通り、人の命とか健康に対するリスクに備える保険です。
人が亡くなることに対する死亡保険、通院とか入院とかに備える医療保険、保険で備えながら貯金っぽくも使える保険と大きく分けて3種類あります。
①死亡保険
人が亡くなってしまった時の金銭的なリスクに備える保険です。
例えば、一家の大黒柱が亡くなったら家計の収入はガタ落ちですよね。
サラリーマンの平均総所得は約2億円とか言われてます。
例えば40才で亡くなってしまった場合、1億数千万円の給料を稼がずに家族を残してしまうんですね。
残された家族は。。。大変です。
その備えとして、『大黒柱が亡くなったら1億円貰える保険』みたいな形の保険が死亡保険です。
②医療保険
生きていれば、体調を崩すこともあります。
時には入院し、時には手術することもあるでしょう。
そんな時の費用に備えるのが医療保険です。
ガン保険とかもこれに該当します。
『ガンと診断されたら100万円、入院1日につき3000円』みたいな感じで給付を受けます。
最近だとあまり入院しないので、入院の備えは少な目なのが流行ですね。
③貯蓄性がある保険
払った保険料を返戻金として貰える保険があります。
例えば、『60歳までに亡くなった場合は死亡保険金1000万円、60歳で保険を解約したら解約返戻金1000万円、総支払保険料が800万円』みたいな感じの保険です。
養老保険とか、一部外資系保険会社の商品にこんな感じの商品があります。
上記の条件なら損しないって思っちゃうんですが、デメリットもあります。
途中で解約すると元本を割ることが多いこと、支払う保険料が高いことです。
この辺については後述します。
・損害保険
体のこととは別の損害について備える保険を損害保険と言います。
前述した自動車保険も損害保険の一つですね。
損害保険は全部挙げるとキリがないので、2つだけ紹介します。
①火災保険
住宅などの建物が火災になった時の被害に備える保険を火災保険と言います。
特に住宅ローンが残っているのに火災が起こって家が無くなり、ローンだけが何千万円も残るとか悲しすぎますよね。
そうならないように、住宅ローンを組むときに火災保険に加入することが多いです。
地震保険もこの火災保険の一部で、火災保険の特約的なポジションです。
②自動車保険
最初の例えで出した保険ですね。
自動車で事故を起こした時などの費用に備える保険が自動車保険です。
事故を起こした相手の体や車に必要な費用、自分の体や車に必要な費用など、細かく選択して加入する保険がほとんど。
そのため、選択によって補償内容も保険料もピンからキリまで。
また、車種や契約者の年齢などによっても保険料が変わります。
最低限の補償として、対人(人に対しての補償)と、対物(電柱とかも入る)は無制限にするパターンが多いと思います。
事故を起こして相手に障害が残ってしまったり、高価な物に突っ込んで壊してしまったりしたら自分で支払うのはほぼ不可能なので。
保険料を安く抑えたければ、車両保険(自分の車の修理費用)に入らないことをおすすめします。
が、事故をしてしまった自分の車の修理費は全額自分持ちになるので、新車とか高級車に乗る場合は保険料が高くても入っていた方が安心です。
保険料の払い方
保険料は払い方によって安くなったり高くなったりすることが多いです。
大きく分けて、払い込みの周期と、掛け捨てかどうか、によります。
それぞれ解説します。
・払い込み周期
保険料の払い込み周期って、基本的には毎月支払うパターンが多いと思います。
自分から保険屋に言わなければ、だいたいこのパターンになっていると思います。
しかし、年払い(1年に1回で1年分支払う方法)のほうが月払いよりも安いことが多いと思います。
保険会社によっても支払い方法が違うと思いますが、なるべくまとめて支払ったほうが安いことが多いです。
・掛け捨てかどうか
保険の種類によっても違いますが、だいたいの保険は掛け捨てです。
生命保険の一部とかに、掛け捨てじゃない保険もあります。
保険料の安さは掛け捨てのほうが安いです。
が、掛け捨てって名前の通り、掛けた分(払った保険料)は捨ててます。
返ってきません。
掛け捨てじゃない場合、返ってきます。
その代わり、保険料は高いです。
・払い方のまとめ
まとめると、
まとめて払う<毎月払う
掛け捨て<掛け捨てじゃない
の順で保険料は安くなります。
まとめて払って掛け捨ての保険が最も安く、毎月払って掛け捨てじゃない保険が最も高い。
どれが自分に合うのか、慎重に見極めましょう。
特に生命保険は保険料が高く、『家の次に人生で高い買い物』なんて言われてますので、払い方で実際に支払う保険料が大きく変わってきます。
が、掛け捨てのほうが良いのか、払った分の多くが返ってくるほうが良いのかとか、補償は十分に足りているかなど、保険料は安ければなんでも良いってもんでもありません。
けど、どうせ払う保険料で安く済む払い方があるならそっちのほうが良いと私は思います。
保険を考える時って、内容はちゃんと考えると思うんです。
でも、払い方は適当になりがち。
払い方もちゃんと考えて契約しましょう。
保険の貰い方の注意点
保険は、保険金の支払事由に該当したときに給付されます。
各保険で支払事由は様々です。
気を付けなければいけないことは一つだけ。
支払事由に該当しても、自分で請求しないと保険金は貰えない。
例えば私の知り合いで、はしごから落ちて入院した人がいました。
法人の役員だったため、会社でも個人でも医療保険などに手厚く加入していました。
なのに、自分がはしごから落ちたら保険金をもらえるって思ってなかったんです。
私がたまたま保険の話をしたら「保険と言えば、笑い話があるw」って言って、
「保険にしこたま入ってるのに、はしごから落ちて入院しても1円ももらってないw」
って話してくれたから、
「それ笑い話じゃねえよ!」
と慌てて請求させて間に合いました。
手続きがあと2か月遅かったら、全て無効になっていました。
300万円くらいが、無効になってしまうところだったんです。
保険金の支払事由に自分が該当したとしても、保険会社から手続きを進めてくるんではないです。
自分から請求しないと、無効になってしまうこともあります。
自分の保険の内容と支払事由は自分でしっかりと把握していましょうね。
保険の解約の注意点
貯蓄性がある保険の場合ですが、解約して解約返戻金があります。
これ、気を付けないと元本割れます。
つまり、損するんです。
自分が契約している保険は、何年契約し続けたら得になるのかしっかりと把握しておきましょう。
多くの場合は長年契約し続けてやっと元本まで返ってくる程度。
つまり、長年保険料を支払い続けないと損してしまうんです。
保険料は返ってこないよりも返ってきたほうが良いです。
でも、そのために高い保険料を支払うことになって、他の出費(例えば車の買い替えなど)でローンを組んだりしたら本末転倒。
掛け捨ての保険も、いらない保険に入って、支払事由にならずに解約するなら入らないほうがいいですよね。
資金計画はしっかりとして保険の契約をしましょう。
まとめ
保険は奥が深いです。
これでもザックリ解説です。
文字数にして3500文字オーバー。
ここまで読んでくれた方はよっぽど暇だったんでしょう。
冗談です。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
今後は各項目の詳細解説を書き足していく予定です。
解説してほしい内容などあったらコメントください。
保険の無料相談や見積りのおすすめ
記事の中でちょいちょい『保険の内容を把握することが大事』って書いてきました。
でも、正直よくわからんですよねw
だって、合う保険ってのは人によって違うから。
あなたに合った保険はあなたの友達に合う保険とはきっと違った内容です。
解約の注意点でも書いた通り、いらない保険に入ったら損します。
解約返戻金がある保険も、早く解約し過ぎたら損します。
なんて考えてたら保険って怖くなってきますよね。
そもそも自分に合った保険を契約するのにいくらくらいの保険料がかかるのかわからない。
そんな人も多いと思います。
それなら、無料の見積りとか相談だけしてみたら良いです。
だって無料だから。
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見積りとか相談をとりあえずして、自分の生活スタイルに合う内容で保険に加入しましょう。
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一部地域は対応してません。
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他の業種だとプロ相手に相談するだけでお金を取られる業種が多いのに、保険業界は無料ばっかり。
保険業界って優しいんですね。
おわり。